フランス王妃にふさわしいシャンパーニュ

「レア・シャンパーニュ」

レア・シャンパーニュの歴史

 

 

 

 

  「レア・シャンパーニュ」は、1785年創業の老舗シャンパーニュメゾン。

  マリリン・モンローなど世界のセレブリティのお気に入りシャンパーニ「パイパー・エドシック」から独立したブランドで、シェフ・ド・カーヴ(醸造責任者)が「レア」なシャンパーニュになると判断した年にのみ限定数で生み出されることから、レア・シャンパーニュと名付けられた。初代のフローレンス=ルイ・エドシックは、「王妃にふさわしいシャンパーニュを造る」という想いから、最初に造ったシャンパーニュをマリー・アントワネットに献上した。

  ボトルのゴールドのティアラは、王妃と歴代フランス王の戴冠式の街ランス へのオマージュとして制作された。ティアラはパリの宝石商アルチュス・ベルトランによりデザインされ、自然に打ち勝つ勝利の葡萄を表現している。

 

 

 

 

レア・シャンパーニュの客室

Cuvée J2 Hôtel Osaka by 温故知新

   20241月、シャンパーニュがコンセプトのスモールラグジュアリーホテル「CUVÉE J2 HÔTEL OSAKA」の12階に「レア・シャンパーニュ」の客室が誕生した。室内はボトルのデザインと同じく、黒色とゴールド色がテーマカラーで、ゴージャス感が漂っている。

   客室のデザインについてメゾンのマーケティング・ディレクターであるモード・ラバン氏は、「レア・シャンパーニュはフランスのアール・ド・ヴィーヴルを体現しています。日本と共有するアートや美への愛を感じながら、私たちは宿泊されるお客様にシャンパーニュの泡のように輝き、ダイヤモンドのように煌めく、さらに自分自身を高貴で特別な存在(まるでマリー・アントワネットのように)に感じていただけるような空間にしようと努めました」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

  シャンパーニュ付きのプランで宿泊すると、2023年にインターナショナルワインチャレンジで世界一のスパークリングワインに選出された「レア 2008」一本が提供されるのでオススメだ。

 

 「レア 2008」は、前シェフ・ド・カーヴが無限のポテンシャルを持つヴィンテージとたたえるほどの熟成ポテンシャルの高いシャンパーニュである。時を重ねるごとに新たな風味を開花させながらも、一五年を経た今でも限りないフレッシュさ、余韻の長いミネラル感をもつ洗練されたメゾン自慢のシャンパーニュは、2021年にリリースされてから数多くの賞を受賞している。

 

 このシャンパーニュと相性のよい食べ物を客室に持ち込むなら、「生姜とレモンを添えた牡蠣、お刺身、舌平目のグリル、ミルクチョコレート、マンゴー、パッションフルーツ」がメゾンからのご提案だ。

 

 客室内ワインセラーには、「レア ロゼ 2008」が入っており、こちらは有料で味わえる。

 

 レア・シャンパーニュのボトルにまとっているティアラは金属製で精巧。客室内には、リボン付きのこのティアラを常備しているので、ティアラを髪に飾るという「戴冠式の儀式」を体験できる。この儀式は日本発祥で、後にハリウッドセレブリティにもインスピレーションを与え、今では世界中でこの儀式を楽しむ人が増えたそうだ。レア・シャンパーニュルームでマリー・アントワネット王妃のようなひと時を。

 

 

※写真中央「レア 2008」、右側&左側「レア ロゼ 2008

 

お問合せ:日本リカー株式会社: TEL:03-5643-9770 www.nlwine.com

 

text by 川合由希子